1. CICA(ツボクサ)とは?何に効く?
- ツボクサ(Centella asiatica)由来のエキスや、主要トリテルペン成分(マデカッソシド等)を配合した鎮静・保護系のスキンケア総称。
- 期待できること
- 鎮静:ひりつき・赤みの落ち着きに寄与
- バリアサポート:うるおい保持&外的刺激への耐性を底上げ
- 整肌:攻め成分(酸/レチノール等)使用時の違和感を和らげやすい
2. 形と濃度の目安(製品タイプ別)
- トナー/化粧水:全顔に“薄い層”を重ねやすい。
- 美容液:鎮静を主目的に。
- クリーム/バーム:保護のフタとして最後に。スポットリペアにも。
配合目安(一般的なコスメ) - CICAエキス:0.5–2%前後
- マデカッソシド:0.05–0.3%前後
※処方全体との組み合わせで体感は変わります。濃度だけでなく**質(基剤・油分/水分バランス)**も重要。
3. 使い方(順番・頻度・時間帯)
- 順番:洗顔 → 化粧水 →(攻め成分:ビタミンC/ナイアシンアミド/酸/レチノール等)→ CICA美容液/クリーム → 日焼け止め(朝)
- 頻度:毎日OK。ゆらぎ期は朝夜で重ね塗り。
- 塗り方:こすらず押さえ塗り。赤み部位は“追いCICA”で薄い膜を作る。
4. 相性(併用のコツ)
- 相性◎:ビタミンC、ナイアシンアミド、アゼライン酸、セラミド、ペプチド
- 攻め成分の“あと置き”:AHA/BHAやレチノールの直後〜仕上げにCICAを入れて不快感を緩和
- オイルと重ねる:CICA → 軽いオイル の順だと水分を逃しにくい
5. 肌悩み別ミニルーティン
敏感・赤みが出やすい
- 朝:低刺激洗顔 → CICAトナー → CICAセラム → セラミド乳液 → SPF
- 夜:ミルククレンジング → CICAセラム → CICAクリーム(目周り・口元は重ね)
攻め成分の“相棒”(レチノール/AHA/BHA)
- 夜:攻め成分 → CICAセラム → セラミド濃いめクリーム
- 翌朝:CICAトナー → 軽い乳液 → SPF(日焼け止め徹底)
ニキビ後の赤み・色ムラを落ち着かせたい
- 朝:ビタミンC → CICAセラム → ナイアシンアミド → SPF
- 夜:アゼライン酸(or 休息日)→ CICAクリームで保護
6. よくある質問(サクッと)
Q. いつ使うのがベスト?
A. **最後寄り(美容液〜クリーム)**で“フタ兼鎮静”として使うと実感しやすい。
Q. 朝でもOK?メイクのノリは?
A. OK。べたつく場合はジェル/乳液タイプに切り替える。
Q. 妊娠/授乳中は?
A. 一般的な外用は問題が少ないとされるが、心配なら医師に確認を。
7. 購入時チェックリスト
- 成分表に Centella Asiatica Extract/Madecassoside/Asiaticoside などの記載
- アルコール・香料控えめ(鎮静目的なら)
- 併用しやすいセラミド/パンテノール配合だと心強い
- テクスチャ(ジェル・乳液・クリーム)を肌質と季節に合わせる
8. うまくいかない時の見直し
- 実感が薄い:トナーだけでなくセラム+クリームの“二段CICA”へ/押さえ塗りに変更
- ベタつく:量を減らす or ジェル処方へ/Tゾーンは薄く
- 刺激が出る:香料・アルコール多めの製品を避け、シンプル処方へ乗り換え
まとめ
CICAは**“守りの鎮静×バリア補助”の代表格。ゆらぎ期や攻め成分の相棒として、最後寄りに重ねるだけで快適さが大きく変わります。トナー→セラム→クリームの層で守る**運用が、赤み・ひりつき対策の近道。


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