トラネキサム酸徹底ガイド|効果・濃度目安・相性と使い方【保存版】

1. トラネキサム酸とは?何に効く?

  • 本来は医療で使われるアミノ酸誘導体。スキンケアではメラニン生成に関わる因子の働きを穏やかに調整し、
    **くすみ・色ムラ(特に頬の広がるタイプ)**の改善を狙う成分。
  • さらに炎症をしずめる方向に働くため、赤みを伴う色ムラにも相性がよいことが多い。

2. 剤形と濃度の選び方

  • ローション:全顔に薄く。他成分と併用しやすい
  • 美容液:集中的に使いたい人向け
  • クリーム:乾燥期・ナイトケアのフタに
    濃度:**2–5%**が目安。敏感肌は2–3%から、物足りなければ4–5%へ。

3. 使い方(順番・頻度・時間帯)

  • 順番:洗顔 → 化粧水 → トラネキサム酸 → 保湿(セラミド等) → 日焼け止め(朝)
  • 頻度:毎日OK。まずは1日1回→問題なければ朝夜
  • ポイント:色ムラが気になる部位は重ね塗りして“薄い層”を作る

4. 相性(併用のコツ)

  • 一緒にOK
    • ビタミンC(朝の酸化ケアと好相性)
    • ナイアシンアミド(色ムラ&皮脂の同時ケア)
    • アゼライン酸(赤み・ポストアクネに)
    • セラミド/パンテノール(バリア支え)
  • 分けると良い場合:高濃度AHA/BHA、強いレチノールで刺激を感じる日は別時間帯

5. 肌悩み別ミニルーティン

くすみ・色ムラ(全顔)

  • :ビタミンC → トラネキサム酸 → 乳液 → SPF50+
  • :化粧水 → トラネキサム酸 → セラミドクリーム

ポストアクネ(頬・あごの跡)

  • 夜集中:化粧水 → アゼライン酸 → トラネキサム酸 → クリーム
  • :ビタミンC → ナイアシンアミド → SPF

肝斑傾向の広がる色ムラ(敏感寄り)

  • :低刺激洗顔 → トラネキサム酸 → セラミド → SPF
  • :トラネキサム酸 → セラミド濃いめ
  • 週1–2:低濃度AHAを別日に(やりすぎない)

6. 期待できる変化と目安

  • 透明感・ツヤ:2–4週間
  • 色ムラの均一感:4–8週間
  • 根強いスポット:8–12週間継続が目安
    ※個人差あり。悪化時は中止し、必要に応じて医療機関へ。

7. よくある質問(サクッと)

Q. 刺激は強い?
A. 比較的低刺激ですが、乾燥・赤みが出たら回数を減らし保湿を増やす。

Q. 朝に使ってOK?
A. OK。むしろ朝のビタミンC+トラネキサム酸+SPFは王道。

Q. 妊娠/授乳中は?
A. 一般に外用では問題が少ないとされますが、不安があれば医師へ

Q. 内服はどう?
A. 医師の判断領域。自己判断での内服は避け、外用+UV対策を基本に。


8. 購入時チェックリスト

  • 成分表にTranexamic Acid(%表示があるとなお良い)
  • 低香料/無香料、アルコール控えめが安心
  • 一緒に使えるビタミンC/ナイアシンアミド/セラミドのラインがあると運用しやすい
  • 紫外線対策のSPF製品を同時に用意

9. うまくいかない時の見直し

  • 実感が薄い:まずは12週継続+日焼け止めの徹底。夜に重ね塗りを追加
  • 乾燥する:セラミドを重ねる/量を減らす
  • 赤み:高濃度酸・レチノールは別日に切り分ける

まとめ

トラネキサム酸は**“攻めすぎずにトーンを整える”**代表格。2–5%を毎日ビタミンCやナイアシンアミドと組み合わせSPFを徹底すれば、くすみ・色ムラの“底上げ”が狙えます。

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