
1. ナイアシンアミドとは?何に効く?
- 皮脂バランス:テカリ・毛穴目立ち対策の土台
- 色ムラ/くすみ:明度感UPを緩やかにサポート
- バリア機能:セラミド産生を助け、乾燥・刺激に強い肌へ
- 小じわ・ハリ感:継続使用でキメを整える
2. 濃度とテクスチャの選び方
- 2–3%:毎日使いの入門。敏感肌・10代にも
- 4–5%:皮脂・毛穴・色ムラにしっかり寄与(多くの“推し濃度”)
- 10%前後:上級者向け。乾燥・ピリつきが出たら頻度を下げる
- テクスチャ:水系セラムは朝向き/乳液・クリームは夜の保湿と相性◎
3. 使い方(順番・頻度・時間帯)
- 順番:化粧水 → ナイアシンアミド → 保湿 → 日焼け止め(朝)
- 頻度:毎日OK。敏感肌は隔日→毎日へ
- 時間帯:朝夜どちらも可(朝は皮脂バランスに◎)
4. 相性(併用のコツ)
- 一緒にOK:ビタミンC、ヒアルロン酸、セラミド、アゼライン酸、トラネキサム酸、ペプチド
- 分けた方が良い日も:高濃度AHA/BHAや強いレチノールで刺激が出る日は別時間帯に
- ビタミンCとの関係:市販濃度では同時使用OK(古い“不可”説は誤解されがち)
5. 肌悩み別:ミニルーティン
脂性肌・毛穴
- 朝:洗顔 → ナイアシンアミド4–5% → 軽めの乳液 → SPF50+
- 夜:クレンジング → BHA(週2–3)→ ナイアシンアミド → クリーム
※BHAと同日併用は可だが、刺激が出る日は分離
乾燥・ゆらぎ
- 朝:化粧水(ヒアルロン酸)→ ナイアシンアミド2–3% → セラミド乳液 → SPF
- 夜:ミルククレンジング → セラミド美容液 → ナイアシンアミド → クリーム
くすみ・色ムラ
- 朝:ビタミンC → ナイアシンアミド4–5% → 保湿 → SPF
- 夜:トラネキサム酸 or アゼライン酸 → ナイアシンアミド → クリーム
レチノール併用(エイジング狙い)
- 夜:レチノール → ナイアシンアミド → クリーム
※はじめは別日、慣れたら同日“薄め”で
6. 期待できる変化の目安
- 皮脂・テカリ:1–2週間
- キメ・なめらかさ:2–4週間
- 色ムラ:4–8週間
個人差あり。赤み・かゆみが続く場合は中止。
7. よくある質問(サクッと)
Q. 10%は強すぎる?
A. 平気な人も多いが、乾燥期や敏感肌は**2–5%**を安定運用する方が結果的に良いことが多い。
Q. 妊娠/授乳中は?
A. 一般に避ける必要は少ないとされるが、個別に医師へ確認を。
Q. 目周りもOK?
A. 低濃度を薄く。しみる日は避ける。
8. 購入時チェックリスト
- 濃度の明記(%)
- 香料少なめ(敏感肌は無香料推奨)
- 相性の良い保湿基剤(グリセリン/ヒアルロン酸/セラミド)
- 容器は遮光or 不透明/ポンプ式だと衛生的
9. ビタミンCとの“黄金コンボ”
- 朝にビタミンC → ナイアシンアミド → SPFで、酸化・色ムラ・皮脂を同時ケア
- 夜はレチノールと組んでキメ・ハリの底上げ(刺激日は時間を分ける)
まとめ
ナイアシンアミドは**“攻めと守りのバランサー”。まずは2–5%を毎日**、肌が落ち着けば4–5%で維持。季節や他成分との兼ね合いで頻度・濃度を微調整すれば、テカリ・キメ・色ムラに幅広く効かせられます。

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